横歩取り△85飛車52玉型は、かなり優秀な戦法・・・かもしれない。

久しぶりに将棋の記事を書きます。

将棋の記事を書くのは久しぶりなんですが、
その間、まったく将棋を勉強してなかったわけではありません。

今僕が最も興味があるのは、横歩取りの△85飛車△52玉型です。

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この形は現在、プロでも流行中の形です。
今までは玉は41の地点にいたのですが、これは52にいます。

その主な意味としては、
「新山崎流などの超急戦をやられた時に、玉が早逃げしている」
と言うのが主な意味です。

たった少しの違いなんですが、これは相当大きなことで、
そのまま勝ち負けに直結する可能性がある、と言っても過言ではありません。


それでこの△52玉型、僕は初めは、

「こんな見た目も良くないし、新山崎流対策の為だけに52玉とするのは、
 なんかいまいちだな~・・・」

と思っていたのですが、よく調べてみるとこの△52玉型は相当奥が深く、
かなり使えそうだと思い直しました。


まず僕が一番大きく感じたのが、
「今まで出てきた全ての3筋を狙う急戦に対して、かなり耐性がある」
という事です。

例を挙げると下図です。

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図の先手の形は、新山崎流が出てくる前に流行った形なんですが、
後手の玉が52にいる関係で、この急戦にも耐性があると思います。

こう言う、今まで出てきた全ての急戦の定跡については、
もう一度全部調べなおす必要があると思います。
(急戦は一手の違い・玉の位置の違いがカナリ大きいため)

これはとても大きな事だと思います。
(「85飛車を指したいけど、急戦をされるのが嫌で指さない」という人も多いと思うので。)


先手は「急戦があまり有効ではない」と思うと、持久戦になると思うのですが、
持久戦になれば、後手はどんな形でも互角に戦えると思います。

その場合後手は手損で、玉を41に戻る可能性があるのですが、
この手損は、あまり気にしなくていいと思います。

先手は手得しても、その一手が逆に隙を作ってしまい、
先攻される可能性があるためです。

これは現在進行形なので、まだハッキリ解りませんね。


この△85飛車後52玉型は、かなりポテンシャルが高い可能性があります。
勉強すれば、多くの勝ち星を稼げそうな戦形だと僕は思います。

今までの85飛車(41玉型)の定跡は↓に詳しく載っています。




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ゴキゲン中飛車を、あまり指さなくなった理由。

大流行中のゴキゲン中飛車なんですが、最近個人的にはあまり指したいとは思わなくなり、
今は主に後手番では、85飛車戦法をメインに色々考えたりしています。

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ゴキゲン中飛車

ちょっと前まではゴキゲン中飛車は、後手番で指したりしていました。
しかし今では考えが変わっている状況です。

と言うのも、定跡化が進みすぎたり、難しい戦法になりすぎたと言うのもあるのですが、
一番の理由は「もう美濃囲いにすら組めない展開が多くなってきた」からです。

例えば例を挙げると、▲37銀急戦△32銀型。

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こういう感じで最近のゴキゲン中飛車の後手は、玉が62の位置でも
動かないといけない可能性があります。

僕は振り飛車のメリットの1つに「美濃囲いにスムーズに囲える」と言う事があると思っています。
ゴキゲン中飛車など、力戦形の振り飛車では金銀3枚の美濃囲いには囲えませんが、
最低でも2枚の美濃囲いには囲えます。

しかし最新のゴキゲン中飛車では、その2枚の美濃囲いに囲う前にも動かないと、
作戦負けになる展開があります。


僕はこういう風に、玉が美濃囲いに囲ってない時点で戦いを起こすのは嫌です。
まあこの後に、戦いながら美濃囲いに囲うのですが、そういう事はあまりやりたくありませんね。

とにかく中途半端な玉形で戦うのは、生きた心地がしないです。

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あと上図の後手の囲いも好きではないです。

この後手の61金62銀の早囲いは、時々定跡本などでも出てくるんですが、
この早囲いは囲いであって囲いでない様なイメージがあります。

かなり優勢でも、▲86香とか▲75桂とかの単純な狙いの一手で、
いきなり詰む詰まないの局面になったり、駒が多くあれば▲84桂から
突然詰むという状況になったりします。

この囲いで戦って快勝したという記憶は、相当ありませんね。
(この囲いの発展形の囲いも、あまり好きではない。)


美濃囲いにスムーズに組めなければ、振り飛車のメリットが減ります。
それだったら、ある程度までに囲える横歩取りの後手や、
他の戦法の方が良いのではないか?と言う考えになり、ゴキゲン中飛車はあまり指さなくなりました。

ゴキゲン中飛車をあまり指さなくなったのは、以上のような理由があったからでした。
(▲37銀の急戦は↓の本に解り易く載ってます。)