スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ちょっと復活して欲しい、対△ゴキゲン中飛車▲78金型。

△ゴキゲン中飛車対策には最近は、「▲37銀型」が主流になりつつあります。
しかしその▲37銀型もみんな見慣れてきて、昔のようには勝ちまくれなくなってきているようです。

「菅井流」などの有力手なども出てきて、定跡の進歩も爆発的スピードですね。

1458514581.jpg
菅井流△44歩

そんな中、今ではあまり見慣れなくなった対策もあります。
特に▲78金はほとんど見なくなってしまいました。

582825828.jpg
▲78金型

この▲78金型は1~2年前にはちょくちょく見かけたんですが、ここ最近はめっきり見なくなりました。

従来の▲78金型の特徴としては、「激しい戦いになりにくく、じっくりとした将棋になりやすい」
ことだと思います。

個人的にこの形は結構好きで、「じっくりとした将棋にし、中終盤のねじり合いで勝負!」
という時に採用したりして、隠れた得意戦法でした。


現在は上に書いた通りプロ間では減少しているんですが、▲78金型はアマチュアでは、
まだ使える戦法だと思います。

僕の知る限り&個人的な研究で、▲78金型の現状を書きたいと思います。

まず昔と大きく変わった所は、後手が先手に2筋の歩を切られた時に指す、
△35歩~石田流と組む順は勝ちにくくなっています。

21521521252.jpg

▲78金型に対しての後手の対策は、この対策が一番有名で多いでしょう。
これで後手が不満がないと思っている人もいるはず。

一例として下図。

1452151252125.jpg

今までの多くの定跡書には、居飛車側は▲47銀型に組んで対抗していると思います。
しかしこの▲47銀型は仕掛けが難しく、思ったより居飛車側は良くなりません。

持久戦になって、後手の32の金が52辺りまで移動させられると、
だいたいそれは作戦負けになっていると思います。

しかし少し前に、居飛車側に有力な手が発見されました。
それが下図。

5152151.jpg

▲47銀型に組まず、▲56歩から反発して行く手です。
この手の狙いは、▲57銀型を作ることにあります。

図では△同歩しかありませんが、▲同銀としてこれで▲57銀型を作ることができます。

その瞬間△36歩などが怖そうですが、▲同歩△同飛▲57銀として飛車を目標に
抑えこみを狙っていきます。

524185415841.jpg

少し玉が薄いので受けの力は必要になるんですが、プロ間ではこの指し方が発見されてからは、
△35歩~の石田流はほとんど指されなくなりました。

そしてこの一連の手は、少し前に出た深浦九段の本に載っていました。



この本は主に、ゴキゲン対策が色々と載っていてオススメです。
深浦九段の実戦解説もあって参考になりました。

と言う事で▲78金型△55歩型は▲24歩△同歩▲同飛とした時に、
△56歩から反撃する順が増えています。

54185541854.jpg

この変化は早い戦いになるので怖い変化もあるんですが、
深浦九段の本や個人的な研究では、先手が有利になりやすいと考えています。

そもそもプロ間ではここ最近、△55歩型自体減少しています。
△54歩のまま、玉を囲う指し方が有力みたいですね。

8515841485.jpg

ここでは普通に指すのであれば▲69玉くらいですが、
僕はこの瞬間に▲96歩と突きたいです。

54185415841.jpg

実はこの手は数年前に、前の僕のブログで紹介したことのある手です。
このタイミングで▲96歩と突くと、少しおもしろい変化が発生します。

▲96歩の意味としては、通常この形では▲24歩と突きづらいのですが・・・

理由は角交換をいつでも出来るので、飛車先を交換した瞬間に角交換されて、
△22飛とぶつけられると先手が有利になりにくいと言うのが定説です。

548541581485.jpg

飛車交換は先手不利。
飛車交換を避けて▲23歩とか打つようでは、何をやっているかわかりません。

しかし9筋の突き合いがあると、△22飛に▲同飛成が成立します。
飛車交換後に▲95歩という仕掛けがあるからです。

962519652965.jpg

上図以下、△同歩▲92歩△同香▲91飛

96512569528965.jpg

これには△82飛くらいしか受けはありませんが、▲95香車から難しいながらも
先手が指しやすいと思います。

後手がこれを避けて△72玉などとしたら、▲95歩と位を取ってどうか。

96529652965.jpg

これから具体的に良くするのは難しいと思いますが、端の主張は大きいと思います。
そしてこの▲95歩型であれば、今まで不利と言われていた形でまだ戦える可能性が出てきます。

いつでも端攻めが出来るのと、玉の逃げ道も増えているので、
何かしらの影響はあると思いますね。

後手にはまだ色々と対策はあるのですが(先手馬作らせ定跡など)、
それらにもまだ何か有力な手はあると思っています。


▲78金型はプロ間では激減していますが、研究すれば安定して戦える戦法だと思います。
あとここ最近は、あまり指されていないからこそ指す価値はあると感じますね。

アマチュアでもあまり指す人はいないと思いますし、▲78金型はほぼノーマークでしょう。
研究しておけば、ハマってくれると思います。

▲78金型が、もう少し指されて欲しいと思いますね。
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。