大和証券杯・ネット将棋 女流最強戦 里見香奈女流四冠-千葉涼子女流四段 

一ヶ月ぶりくらいの更新になります・・・
色々書こうと思っていたんですけど、ちょっと書く時間がなくて放置してしまいました・・・

最近は将棋のネタがあまりなかったので、特に記事にはしませんでした。
しかし全然書かないのもアレなんで今年から、

「ニコ生で初手から実況した将棋は、観戦した感想等を簡単でもいいからブログに書く」

というようにして行きたいと思います。

あくまでも「僕が観戦した感想」なんで間違ったことも書くかもしれませんが、
その辺はご了承下さい。

そういうことで先日行われた、

「大和証券杯・ネット将棋 女流最強戦 里見香奈女流四冠-千葉涼子女流四段」
の感想を書きたいと思います。

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千葉女流が先手になり、後手の里見女流は角交換ダイレクト向かい飛車に。
その中でも▲65角を打つ変化になりました。

まずポイントは図の局面。
この△52金右では普通は△52金が多いです。

右を上がる場面というのは▲25歩が突いてある時に上がるのが定跡です。
と言うのも右じゃないと金を上がった瞬間に▲24歩と突かれ、それは後手が劣勢になるからです。

これはダイレクト向かい飛車を指す上で、必須の知識です。

本局は▲25歩を突いていないので、右の金を上がることが出来ました。
里見女流は、かなり研究しているなと感じましたね。

621582151.jpg

先手は金を打って角を捕獲する順を選びました。
しかしこの順は個人的には、先手があまり面白くないと思っています。

と言うのも僕もダイレクト向かい飛車は指す時があるので、結構研究した記憶があるんですが、
先手は一歩得しているにもかかわらず、具体的に良くなる順が見つかりませんでした。

それとこの順を選ぶと後手の持駒に「角・金」を与えてしまうので、
常に角と金の打ち込みを気にしなくてはいけません。

これが相当鬱陶しいです。

僕の現在の結論は「ダイレクト向かい飛車に対して▲65角を打つ変化は居飛車面白くない」
というのが現在の結論です。

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進んで図に。
この△71玉には驚きました。

と言うのもここでは△63銀が定跡で、それで後手にあまり不満がない局面だと
認識していたからです。

この形での△71玉は初めて見ましたね。
何がしたいのかこの局面では解らなかったです。

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この角打ちにも驚きました。
63に銀を上がらなかったのは、この角を打ちたかったと言う事なんでしょう。

この角打ちは第一感いい手には見えづらいと思います。
筋違いに打っていますし、36の歩を取るだけの一点狙いの角だからです。

しかし読みを進めていくと、持ち駒に「金」があるため色々な攻め筋が生じており、
結構うるさい攻め筋だと気づきました。

里見女流の研究はさすがだったです。

515814582145.jpg

進んで図に。
僕はこの▲34歩は敗着に近いと考えています。

ここでは自分だったらいったんは▲68金上と指して、後手の角をいじめる順を考えたと思います。

とにかくこの▲34歩は釘付けにしてる33の銀に対して、一歩を渡してまで働きかけてしまった
疑問手だと思います。

何より攻めを呼びこみすぎていると感じました。

図以降は里見さんがきっちり先手の疑問手を咎めて、終盤少し手間取りましたが、
しっかり勝ちきりました。

以上が本局を観戦した感想です。


里見女流はここ最近、色々な局面をしっかり研究していると感じます。
里見女流の将棋は必ず何か工夫があるので、見ていてとても面白いですね。

あとダイレクト向かい飛車を指すのであれば、以下の本をオススメしておきます。



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新年あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。


と言うことで2013年になりましたが、
今年も僕のこのブログは、マイペースに色々書いていこうと思っています。

特に将棋の記事に関しては、しっかり書いて行きたいですね。


僕はちょくちょく将棋の記事は書いていますが、
実は書く記事には自分で決めた何個かの「ルール」があります。

それは以下のとおり。

1、方針が解りやすく、その局面が出やすい。
2、憶える事が少ない。
3、実力差があっても使えて、一発入る可能性がある。


以上が大きな基本的なルールですね。


まず「1」は、一番気を使っている事です。
どれだけ有力な手でも、複雑であまり出ない局面では意味がありません。

攻める手であればガンガン攻める手が続きやすいとか、
受けの手であれば受けきりやすい、みたいな手を書いているつもりです。


「2」についても同じ感じです。
出来るだけ相手の変化が少なく、一直線に有利になる手を書いています。


「3」は即決に言うと、「その手に対する対応を知らないと、一気に形勢が傾きやすい」
というたぐいの手のことです。

しかし出来るだけ「ハメ手」みたいな不自然な手ではなく、
「誰でも指しそうな自然な手」みたいな手を探して書いています。


今年も以上の「基本ルール」に沿った将棋の記事を書いていこうと思っています。
もちろん将棋以外の記事も書こうと思っていますね。

あともし将棋の記事で解らない所があれば、その記事のコメント欄にでも
質問を書いてもらうといいと思います。

「僕の解る範囲」「僕自身の考え」を返事で書きますから。

それとツィッター・ニコ生でも色々やってるので、
そっちの方も暇な時に見て貰うといいと思いますね。

そういう事で、今年も色々やって行きます!