スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

大和証券杯・ネット将棋 女流最強戦 里見香奈女流四冠 対 中井広恵女流六段戦

それでは「大和証券杯・ネット将棋 女流最強戦 里見香奈女流四冠 対 中井広恵女流六段戦」を
観戦した感想を書きたいと思います。

65456245621.jpg

先手が中井女流になり、後手の里見女流のゴキゲン中飛車に。
銀冠VS振り穴になりましたが、これは早めの△64歩に反応したのかな?と思いました。

なかなか仕掛けも難しそうなので、超持久戦になる可能性もありましたね。

6545854158.jpg

序盤少し気になったのが、この△12香です。
こういうただ単に香車を角筋から逸らすだけの手は、緩手になりやすいと思います。

この手では△73金が普通だと思いました。
まだまだ駒組みが続くかと思いましたが・・・

54185541584.jpg

しかしその予想は大きく外れ、中井女流の思い切った攻めで局面は一気に激しくなりました。
コレには驚きました。

見た瞬間無理攻めかと思いましたが・・・

654965484.jpg

先手の狙いはこの▲54金だったのですが、パッと見どうにかなりそうな攻めだと思います。
しかし43の地点を受けるには△61角くらいしかなく、見た目以上に受けづらい金打ちでしたね。

△61角はさすがに打つ気はしなかったのか、里見女流は軽く受け流す指し方を選びました。

525.jpg

里見女流が巧く指していたと思いますが、この△24同歩は同銀の方がよかったかもしれません。
この辺りから雲行きが怪しくなって来ました。

65565265652.jpg

この局面では逆転して先手優勢だと思います。
理由としては、

1、先手玉が硬い。
2、先手の方が飛車の働きが良い。
3、駒損も回復できそう。

と言う事で、先手に全く悪いところがありません。

62565215965.jpg

そして形成が一気に傾いたのは△53銀だったと思います。
ここでは△41歩などで時間を稼げなかったかな?と思いました。

このあと△33竜と桂馬を取った手が、角取りの先手になるのは激痛でした。

9854541854_20130224234347.jpg

中井女流の急所急所に迫る指し手は勉強になります。
「終盤は金を攻めろ」の格言通りの攻めでした。

85415841584158.jpg

終盤里見女流も追い上げましたが、中井女流の冷静な対応に逆転には至っていませんでした。
以下は中井女流の鋭い寄せが決まり先手の勝ちになりました。

里見女流が良かった局面もあったと思いましたが、やはり正確に受けきるというのは至難の業ですね。
中井女流のハードパンチが決まった一局だったと思います。


スポンサーサイト

大和証券杯・ネット将棋 女流最強戦エキシビジョン 長谷川優貴女流二段 対 室谷由紀女流初段

「女流最強戦エキシビジョン 長谷川優貴女流二段 対 室谷由紀女流初段」を、
観戦した感想を書きたいと思います。

654885485548965.jpg

室谷女流が先手で少し変わった序盤に。

と言うのも2人は基本的に振り飛車党なので、相振りを視野に入れた駒組みだと
こういう変わった序盤になりやすいです。


しかしこの先手の駒組みは、後手に居飛車にされてしまうと若干損だと思います。

長谷川女流は完全振り飛車党ですが、こういう時に居飛車も指せると序盤から
積極的にポイントを稼げると思いますね。

やはり将棋は何でも戦法を指せるとそれだけで、かなりのアドバンテージがある感じです。

65965415854.jpg

上図でもまだ後手は、居飛車にする展開もあったと思います。

541852415821.jpg

駆け引きの結果、室谷女流が居飛車になりましたが、
図では居飛車がかなりポイントを稼いだ図だと思います。

何と言っても端の位が大きすぎる。
結果論ですが長谷川女流は、穴熊にするべきだったと思いますね。

541541454.jpg

淡々と駒組みが続き、先手が作戦勝ちに。
△45歩ですが、ここでは△83銀~銀冠にする順もあったと思います。

△45歩を突くと、この歩を狙っての仕掛けが来るのは確実なので、
あまり突きたくない感じはします。

本譜でも案の定、45の歩を狙っての順が実現しました。

65418541584.jpg

先手の順調な仕掛けで、先手が更にポイントを上げましたがこの▲57角では、
解説にあった通り▲45歩を決めてから上がった方が良かったようです。

もしそれだったら後手は、手も足も出なかったでしょう。

5418541584.jpg

まだ先手がリードしているとは思いますが、この△33桂が実現したのは少し先手が損でした。
▲45桂では▲56金が無難だったと思います。

本譜は後手もやる気が出て来ました。

6521458158125.jpg

しかし直後の、この△53同飛は敗着だと思います。
△42飛なら難しかったでしょう。

まともに▲45桂の大駒の両取りを喰らったのは、痛かったと思います。
ここからは激しくなりました。

62515824156521.jpg

少し進みましたが、激しい斬り合いは先手に分があったようです。
室谷女流のこの▲36角が鋭い一着で、先手が一手勝ちになっていました。

以下は室谷女流の一直線の寄せが綺麗に決まり、
先手が勝勢になりました。

本局は室谷女流の会心譜だったと思います。
以上が本局を観戦した簡単な感想です。

四間飛車関係の本は、以下をオススメします。
四間飛車はアマチュアでも大人気の戦法なので、せひ知識を付けておきたいですね。


「先手矢倉▲46銀▲37桂▲25歩型」はかなり有力。

今日はちょっと相矢倉戦での、僕が「これは有力なんじゃないか?」と
思う形を書きたいと思います。

6541854185.jpg

図はよくある▲46銀37桂型の序盤。

ここから▲38飛などだったら何事もない序盤ですが、ここで変化する手があります。

954854965.jpg

それが▲25歩です。

僕はこの変化する手はとても有力だと思っています。

まずこの手に対して後手は銀を引くしかないんですが、
33と13でいきなり優劣が付きます。

まず一番普通に見える△33銀なんですが、これが実は悪手。

9541584185.jpg

これには▲17香車~▲18飛車の端攻めがポイントを上げる指し方。

965259659652.jpg

もうこうなると▲15の地点は受かりません。
後手から攻める手はないので、後手は受けるしかないです。

図からは△85歩くらいですが、▲15歩△同歩▲同香に香車の交換は明らかに先手有利なので、
△13歩くらい。

△12歩もありますが、将来▲14桂馬などが激痛なので指しづらいでしょう。

6515965965.jpg

これで収まったかに見えますが、さらに追撃します。
▲55歩の突き捨てから入って、△同歩▲35歩△同歩▲同銀と駒損を恐れずに攻めます。

965415965415.jpg

ここで△34歩なら▲26銀と引いて、次に何が何でも▲13香成~▲14歩~▲15歩を狙って先手指しやすい。

最強の反発は△36歩ですが、それには▲34歩と指して△同銀▲同銀△同金に、
▲13香成△同香▲14歩△同香▲同飛が金取りで、これは攻めが一発入ってます。

63251458241581.jpg

先手からの猛攻が強烈なため、後手は桂馬を取る余裕がありません。

そういう事で▲25歩には「△13銀」が正解です。

3625865214521.jpg

結論から書くと、この△13銀と指されると簡単に仕掛けは出来なくなります。

しかしそれで悪くなった訳ではないので、先手は▲58飛~一歩交換を狙ったり、
▲38飛~▲57銀~▲46歩など色々と動き方を模索して一局です。


この▲25歩戦法なんですが、実はこの指し方僕の隠れたドル箱戦法でした。

僕は将棋連盟公認の正式な支部に所属しているんですが、
数局この▲25歩戦法を指して快勝しています。

相手は一応最低でも3段以上はある相手ばかりですが、
そう言う人でも▲25歩に、パッと△33銀と引く人が多いです。

この指し方は僕の記憶する限りあまり本にも載っていないので、結構ハマってくれやすいと思います。
しかしここ最近出た木村八段の本には、この指し方はしっかり載っていました。



この本はかなりオススメです。
今回書いた記事プラスアルファが載っているので、気になる人は買って読むべきですね。

もちろん最新の▲37銀なども詳しく載っているので、矢倉を指すなら持っておきたいです。

あとなんで僕が本にもあまり載っていない▲25歩戦法を昔から知っていたかというと、
囲碁将棋チャンネルか、将棋世界などの雑誌か何かでたまたま知ったような気がします。



この▲25歩戦法は△13銀と引かれたら難しいのですが、それでも「難しい」になるだけなので、
先手にリスクがほとんどありません。

先手は△13銀と指された時の研究を、事前に用意しておくだけです。

しかし後手には

1,「△13銀と引く手を知ってないと不利になる」
2,「△13銀と引いても、そこからの先手の研究に対応しなければならない」


という不安定要素があります。

しかもこの▲25歩は、▲25歩と指さなければ通常の定跡形にも戻れます。
これは知っておくと役に立つのではないでしょうか。

特にリアル道場やネット道場の級位者だったら、だいたいハマってくれると思います。
△13銀と引く人は、定跡をよく勉強している人ですね。

▲25歩戦法は憶えやすく研究も生きやすいと思うので、相矢倉の裏芸として十分使えると思います。
気になった人は一度指してみて下さい。

あと最近出た矢倉の本はとてもいい本ばかりで、全部オススメですね。



第6回大和証券杯・ネット将棋女流最強戦 上田初美女王-清水市代女流六段

「ネット将棋女流最強戦 上田初美女王-清水市代女流六段」を観戦した感想を書きたいと思います。

65454584854.jpg

上田女流の先手で力戦系の向かい飛車に。

この△94歩は何気ない様子見の手だとは思いますが、
序盤なので少し緩手になりやすいんじゃないかと思いました。

どんな戦形もそうなんですが基本的に、
端の方に手を掛けるのは価値の高い手にはなりにくいと思っています。

やはり玉の囲いの方に手を掛けるとか、攻撃陣に手を掛けた方が価値は高いと思います。

65498654584.jpg

先手が作戦勝ちを決定付けたのは、この5筋の歩を巧く交換できたところでしょう。
振り飛車VS居飛車は5筋の歩を巧く交換できたほうが、大体作戦勝ちになり易いと思いますね。

65414549854.jpg

後手は通称「トラック囲い」と呼ばれる囲いに。
しかしこの囲いは何かと欠点が多く、あまり見られることはありません。

大きな欠点の一つとして囲いが完成してしまうと、指す手がなくなりやすいのが欠点です。
あと硬そうに見えますが実は見た目以上に薄いです。

本局はトラック囲いの欠点がモロに出てしまった感じがするので、
他の囲いにした方がよかったと思います。

654965965.jpg

先手は銀冠にするのかと思いましたが、上田女流は機敏に動いて行きました。
この判断は正しくとても明快だったと思います。

ここからは一方的な展開になってしまいました。

9659654596548.jpg

僕は清水女流は、この▲54同銀をうっかりしたんじゃないかと感じました。
もうこうなっては、先手の猛攻を止めるすべはありません。

65965965695965.jpg

△68銀は「どうにでもしてくれ」と言う手。
まだこの手では△46歩などの方が良いかと思いましたが、それでもあまり変わりませんね。

以下は先手の上田女流が猛攻を決め、あっという間に勝ちになりました。


この先手力戦向かい飛車は、かなり有力な作戦だと僕は思っています。
ですので自分であれば、▲84歩~85歩~54歩と言う序盤は指さないです。

この先手力戦向かい飛車は先手ゴキゲン中飛車とリンクしている所があるので、
▲76歩には△34歩と指す方が個人的にはいいと思っています。

先手力戦向かい飛車と先手ゴキゲン中飛車を相手にするよりは、
先手石田流三間飛車を相手にする方が楽だと感じていますね。

以上本局を観戦した感想でした。

この戦型を指すのであれば、以下の本がピッタリです。
かなり詳しく書いてあるので、とてもオススメです。



第6回大和証券杯・ネット将棋 女流最強戦エキシビジョン 熊倉 紫野女流初段 - 竹俣 紅女流2級

先日行われた「女流最強戦エキシビジョン 熊倉 紫野女流初段 - 竹俣 紅女流2級」を
観戦した感想を書きたいと思います。

65485418541.jpg

熊倉女流の先手で、先手四間飛車VS後手急戦2枚銀戦法に。
今ではあまり見ない後手急戦だったので、少し意外でした。

図の▲98香は厳密に言うと、あまりいい手とは思えません。

と言うのも対早仕掛け風の急戦に対して香を上がるのは、好手にはなりにくいからです。
この手では▲45歩か、▲26歩などの方がいいと思います。

香車を上がる手と自玉周辺に手をかけるのでは、自玉周辺に手をかける方が価値は高いでしょう。

65418541854.jpg

図の局面では、後手の竹俣女流が上手くやっていると思います。
しかし後手玉が薄いので、実戦的にはまだ難しいと感じました。

6545965415.jpg

△66歩の局面では更にリードを広げた風に見え、竹俣女流の完勝になるとも思いましたね。
しかし・・・

96854965498654.jpg

この△33銀は恐らく疑問手でしょう。

何故かというと34の地点は受かってますが、今度は▲25桂が受けた銀に当たってしまい、
銀が逃げるとせっかく受けた34の地点が受かりません。

対玉頭銀などでもそうなんですが、34(76)の歩を狙われた時は、
無理に受けない方がいい時が多いです。

△33銀では、一度△67歩成を入れてから86に飛車を走るなど、
攻め合った方がよかったように思えます。

954854985454.jpg

この▲64角に後手は攻め合ってしまいましたが、ここも我慢して飛車を逃げるべきだったと思います。

先ほどの△33銀はまだ致命傷にはなってなかったと思いますが、
ここで攻め合ってしまったのが致命傷になってしまったと思います。

一直線の攻め合いは先手玉が硬すぎますね。

652419654965.jpg

竹俣女流も喰い付いてあわや逆転かと思いましたが、この▲25桂が味の良い好手で
逆転には至っていませんでした。

6541965454.jpg

さらにこの▲14桂も好手だったです。

実況していた時はこれは取って、まだ後手に勝ちがあるんじゃないかと思っていたのですが、
それには▲71竜が利くみたいで、勝ちはないみたいです。

以下先手の熊倉女流が勝ちきりました。


やはり普通の四間飛車に対して急戦は、少し勝ちづらいのかもしれません。
竹俣女流もこれから徐々に、持久戦の将棋を指して行く事になると思います。

竹俣女流がどこまで強くなれるか期待したいです。


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。