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まだ何か工夫できそうな、後手端歩位取り振り飛車穴熊。

最近の振り飛車といえば、角交換形の力戦振り飛車ですが、
個人的には角道を止めた普通の振り飛車も、もっと指されてほしいと思っています。

しかし普通の振り飛車は「居飛車穴熊」が天敵で、
どうも勝率が良くありません。

では振り飛車側も穴熊に囲った、振り飛車穴熊はどうかというと、
こちらもどうも押されている感じです。

そこで他に有力な形はないか・・・と考えていたのですが考えていて、
昔流行った「端歩位取り振り飛車穴熊」を思い出しました。

6251458418541.jpg
後手端歩位取り振り飛車穴熊

この戦法は7~8年くらい前に指されていて、
主に杉本七段が、よく指されていた記憶があります。

この戦法の特徴は名前の通り、端歩の位を取るのが特徴。
相穴熊になった時などの持久戦なった時、端の位がめちゃくちゃ大きい主張になります。

普通の振り飛車穴熊での相穴熊は、振り飛車側はあまり主張出来る事はありませんが、
端歩位取り穴熊にはしっかりとした主張があります。

あと居飛車側が居飛車穴熊でない時は、△72銀として美濃囲いにもスイッチ出来るので、
結構融通の聞く戦法でもあります。

654854589548.jpg
相手の形によって美濃囲いにスイッチ


デメリットとしては、後手番で端に2手掛けているので、
少し駒組みが立ち遅れる可能性があると言う事です。

しかし今の時代、角交換に一手損して更に飛車を振り直す・・・
とか言う手損振り飛車が流行中なので、あまり気にならない感じです。

この戦法は「端の位」と言う絶対得になっている手を指しているので、
手損振り飛車より損な感じもしないでしょう。

しかし・・・


端歩位取り穴熊はいつの間にか、プロ間では指されなくなってしまいました。

僕の記憶では居飛車側に色々と対策はあったとは思いますが、
「絶対に居飛車が優勢になる決定版」が出たと聞いたことはありません。

では何故指されなくなったか考えたんですけど、僕なりの考えとしては、

1、自分からは中々動けなく、少し消極的である。
2、この戦法が出てすぐに、ゴキゲン中飛車が流行しだした。
3、指す棋士が少なかった。


以上が、あまり指されなかった理由だと思います。


まず1からですが、この戦法は居飛車側から動かれない場合、
自分から動ける事は少ないです。

相手の手に乗って捌いて、最後は端の位を生かして自分だけ端攻め!
などを狙う戦法ですね。

しかしこれは別に千日手などを気にしなければ、まったく気にしなくていいと思います。


次に2ですがその通りで、多くの人がゴキゲン中飛車など「攻める振り飛車」に
流れてしまったことです。

同じ居飛車穴熊対策でも、こちらは地味な展開になることが多いので、
派手なゴキゲン中飛車を指す人の方が増えてしまいました。

これはプロ・アマ問わずですね。
まあ攻めれる戦法の方が面白いので、そうなることも仕方なかったと思います。


最後に3ですが、この端歩位取り穴熊を指す棋士は、
杉本七段・鈴木八段くらいしかいなかったと思います。

同じ振り飛車党でも藤井九段・久保九段は指されませんでした。

実は羽生三冠・森内名人なども、当時タイトル戦で指されていたのですが、
どちらも振り飛車側を持って負けてしまい、それ以降は指されませんでした。

勝てれていれば、もう少しは指されたかも知れませんね。

以上が、あまり指されなかった理由だと僕は思います。



最後に角道を閉じるタイプの振り飛車穴熊に、何故注目したのかを書きたいと思います。
いま後手番で有力で、尚且つ結果を残せている戦法は、

「力戦形の振り飛車」「横歩取り」「角換わり」

主にこの3つだと思います。

この3つの戦法は後手番でも自分から動けたりするので、
とても有力だと僕も思いますが、これらを指したり勉強したりしていていつも思うことは、

「とにかく難しい戦法」ということです。

まずこれらの戦法を指すには定跡の知識が必須で、更に常に角交換ができるので、
乱戦にもなりやすい。

そして玉が薄いため、一手のミスで一気に敗勢になることも多いです。

アマチュアの将棋で安定して勝つには、少し不向きな戦法だと僕は思います。


アマチュアの早指しの将棋で安定して勝つには、

1、玉が硬い。
2、経験値が多い。


この2つが一番重要だと思います。

今回書いた端歩位取り振り飛車穴熊・普通の振り飛車穴熊は、
この2つをクリヤーし易い戦法でしょう。

特に振り飛車穴熊は、急戦・持久戦両方とも居飛車の選択肢があまりないので、
毎回似たような形になり易すく、経験値が溜まりやすい。

穴熊特有の手筋・感覚などもあるので、経験を積めば詰むほど勝てると思います。


普通の振り飛車穴熊は、ここ最近はあまり指されていませんが、
まだまだ工夫すれば、十分に指せる戦法だと思います。

僕も少し研究したいと思いますね。


振り飛車穴熊を勉強するのであれば、以下の本がオススメです。



今では手に入りづらいですが、出来れば持って置いたほうがいい本は以下の本。




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超有力そうな、対ゴキゲン中飛車超急戦 都成新手。

少し前に、村田顕弘プロが書いた定跡本が出ました。



村田顕弘プロは関西の若手で、毎年良い勝率をあげています。
この本は「マル秘定跡」と題名にあるように、とても楽しみにしていましたね。

本には多くの戦形で見たことの無い手ばかり載っており、とても参考になりました。
その中でも「こんな手があったのか・・・」と関心した手があります。

それが、対ゴキゲン中飛車超急戦での新手です。

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超急戦は個人的に好きな対策です。

しかし現代の所プロ間では、「後手有利」と言う結論になっており、
プロ間では全然指されません。

上図からは手順は省きますが、大体下図のように進みます。

6524865285.jpg

ここで先手は今までは▲33角に、△44銀が最新で最有力とされていますが、
それで「後手有利」だと言われています。

確かに打った角が、すぐに銀と刺し違えて駒損になりますし、
若干違和感のある手だと思います。
(その代わり、43の地点に空間ができて角道が止まる)

しかし他に有力そうな手も無さそうですし、超急戦で先手が良くなる順があるのだったら、
▲33角~の順の先で、新手があるのではないかと考えていましたね。

けれど村田プロの本に、その考えを打ち砕く手が載ってました。
それが下図。

625419654854.jpg

その手とは▲33角に代わり、▲33香!と打つ手です。
ここで▲33香は、1秒も思いつきませんでした。

本にはこの▲33香は、現在三段の都成奨励会員が「捻り出した手」だと書いてありました。
よく思いついたと思います。

この手を見た瞬間、かなり可能性がある手だと感じましたね。


何と言っても「角」を打つ所を「香車」で済ませている所がかなり魅力的。
超省エネです。

そして見た目以上に攻めがうるさい。
小駒で攻められているので、受け間違うと一気に駒損になり、
受けにも小駒なので使いにくいです。

恐らく初見で正確に受け切るのは、至難の業だと思います。

まだプロの公式戦では出ていないらしいですが、これから出てくる可能性は高いでしょう。
この▲33香はこれからも注目していきたいと思いますね。


この新手が多く載っている村田顕弘プロの本は、絶対買っておいたほうがいいです。
多くの最新形をフォローしてありますし、かなり参考になります。

この▲33香の変化を読むだけでも元は取れるでしょう。
超オススメしておきます。


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