超有力に感じる、藤森流急戦矢倉。

少し前から「これは超有力なんじゃないか・・・」と思う戦法があります。
それは題にも書いている「藤森流急戦矢倉」です。

藤森流急戦矢倉とは昔からある急戦矢倉に、藤森哲也四段が独自の研究を加えた、
現代の急戦矢倉です。

少し前に藤森四段自身が書いた、本も出ています。
この本は、カナリお勧めしたいです。



僕も買って読んでいますが、とても丁寧に書かれており、
すごく解りやすいです。

初級者の「これから急戦矢倉を勉強したい」と言う人にも、
持って来いの本
だと思いますね。

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藤森流の急戦矢倉は従来△81飛車と指すところを、
△83飛車と指すのが特徴。

ほんの少しの違いですが、ここからは従来の変化よりも大きく違ってきます。
飛車の引き場所で全然違う展開になるのは、△85飛車戦法を思い出させますね。

この急戦矢倉は攻め味が強く、持ち時間の少ないアマチュア同士の対局では、
相当有力だと思います。

正直、初見で受けきるのはほぼ無理でしょう。

あと対急戦矢倉はある程度強くなるとアマチュアでも、そこそこの対応ができると思いますが、
この藤森流は△83飛の効果で新しい攻め筋などがあり、曖昧な知識では対応出来ないでしょう。

まだあまり指している人はいないと思うので、今から指せば勝ちまくれる戦法だと感じます。


ここからは「急戦矢倉」の話になりますが、前にどこかに書いたとおり、
「急戦矢倉」はアマチュアでも、もっと指されてもいいと思います。

今の相矢倉のと言えばプロ・アマ問わず「▲46銀▲37桂型」だと思いますが、
この形の後手番は完全に守勢になりやすく、面白く無いと感じますね。

僕自身も矢倉の後手を持つことはありますが、後手番では「阿久津流急戦矢倉」や、
後手でも頑張って△73銀型などしか指しません。
(ちなみにこれからは、藤森流急戦矢倉を主力にしたいと思っています。)

急戦矢倉は確かに玉が薄いので怖いところはありますが、
相手玉もそこまでは硬くないので、先攻できるメリットはとても大きいと思います。

今はプロ間では、急戦矢倉はあまり見かけませんが、
まだまだ有力だと考えています。



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普通の四間飛車を勉強し直そうかなぁ・・・と思う今日このごろ・・・

最近普通の四間飛車を、「もう一度、勉強し直そうかなぁ・・・」と思っています。

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昔ながらの四間飛車

こう思う理由は何点かあるのですが、一番の理由を強いてあげるなら、
「相居飛車(特に後手番)の戦法に、今はあまり指したい形がないから」ですね。

僕は相居飛車では「矢倉」が一番好きなのですが、矢倉は相手の合意があって成立する戦法なので、
相手によっては角換わりか横歩取りを指さなければなりません。

今現状は後手番でも積極的に動ける「横歩取り」を選択していますが、
横歩取りは定跡化のスピードがとても早く、常に最新情報を仕入れていなければ勝てません。

これはとても大変です。
あと「横歩取りばっかりも芸がないなぁ・・・」と感じているのもあります。

それと今流行中の振り飛車は「力戦振り飛車」ですが、
これもかなり定跡の進化スピードが早いですね。

そこでもう既に定跡整備がある程度までされていてる「普通の四間飛車」に目をつけました。
しかし普通の振り飛車にも、一つ大きな問題があります・・・・

それは「居飛車穴熊」の存在です。

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天敵の居飛車穴熊

僕のブログでも散々「居飛車穴熊最強」みたいな事を言ってきましたが、
これを攻略するのは容易ではありません・・・・

しかしちょっと色々と考え直してみたのです・・・・

僕も今まで星の数ほど居飛車穴熊を指して、対振り飛車を戦ってきました。
そこそこ強くなってからも、基本的に居飛車穴熊一本でしたね。

そう言う今まで対振り飛車を、居飛車穴熊で戦った将棋のことを思い出してみると
ふとあることに気づきました・・・それは・・・

「居飛車穴熊でも、簡単に勝った将棋はほとんどない」と言う事です。

自分が強くなるともちろん相手も強くなるのですが、強い人の四間飛車は、
居飛車穴熊に組めてもカナリ手強いです。

居飛車穴熊は「四間飛車激減の理由」などの優秀な定跡本が出ていますが、
まだ完全な結論が出ている訳ではありません。

それともし本の通り指して多少形勢が良くなっても、その後も全て最善手を指せるわけではありませんし、
定跡や変化も全て憶えるのは、アマチュアでは難しいでしょう。

まだ普通の四間飛車にも、多くの可能性があると思いますね。


こういう考え方になったのは、最近話題の将棋ソフト「ポナンザ」にも影響を受けています。

電王戦での企画で「ポナンザVSアマ強豪」みたいなイベントが、
何回も長い時間放送されていました。

そこでポナンザは普通の四間飛車で、名のあるアマ強豪の人たちを倒しまくりでした。

あと前の電王戦の本番でも、某ソフトが普通の四間飛車で勝っていましたね。
こう言うのを見ていると「四間飛車も、まだまだやれるんだな・・・」と感じました。


アマチュアでは「居飛車VS四間飛車(振り飛車)」と言うのは、永遠の戦場だと思います。
プロ間で全く指されなくても、アマチュアでは消えることはないでしょう。

そのため指すにしろ指されるにしろ、勉強しておくのは全く損のない事だとも思いましたね。

ちょっと普通の四間飛車の勉強し直してみようかなぁ・・・と思う、
今日このごろでした。


将棋電王戦FINAL 第5局 阿久津主税八段 vs AWAKE を観戦した感想。

何かと話題になっている、将棋電王戦FINAL 第5局 阿久津主税八段 vs AWAKE を
観戦した感想を書いていきたいと思います。

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阿久津八段の先手で、藤井流の力戦四間飛車に。

阿久津八段は、居飛車も振り飛車指しこなす棋士なので、
特に驚くこともなかったですね。

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後手から角交換するのは、少し驚きました。
従来はほとんど振り飛車側から角交換するので、先手が1手得した感じです。

将棋ソフトと言うのは、ほんとに手得手損にはこだわりがないんだなぁ・・・と
思いました。

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この▲28銀は、何か用意した作戦を感じさせます。
怪しい雰囲気でした。

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そしてなんと後手のAWAKEは、△28角と言う錯覚したような手を指しました。
これはとても驚きましたね。

聞いたところによるとAWAKEは、この局面になるとこの△28角を
指してしまうことがあるみたいですね。

僕もなんとなくは知っていましたが、ここに至る手順などは全く知らなかったので、
まさか本番で見れるとは思いませんでした。

そして正直もうこの時点では、先手の勝ちが決まっている状態だと思います。

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阿久津八段もそれを知っており、角を打ってこられたら角を捕獲する手順を用意していたみたいです。
そして後手はもう角捕獲は逃れられないので、この局面で投了してしまいました。

ちょっと衝撃的な幕切れでした。

この投了にも第二局と同じよう色々な意見があり、議論され続けるとは思いますが、
このまま続けても後手に勝ちはないので、投了は仕方がないと僕は思います。

それとこの角捕獲の手順を指した阿久津八段には、全く問題無いでしょう。
この一局でどちらが側が勝ち越すか決まりますし、弱点があればそこを突くのは当たり前だからです。

阿久津八段は「勝負師」として冷静で正確な判断をし、勝ちの可能性の最も高い指し方を選んだだけの事です。

こうして電王戦FINALは、人間側の3勝2敗で終わり、
初めての勝ち越しになりました。


今回の電王戦は将棋ソフトの強さも目立ちましたが同じくらい、
「不安定さ」も目立った電王戦だったと思います。

人間側(プロ棋士)の「裏ワザの見つけ方」も、今までで一番目立ちましたね。

将棋ソフトは確かに強いですが、まだまだ調整するべきところがあり、
課題は多くあると感じました。

電王戦は「FINAL」とありますが、こういう企画はもっとやっていって欲しいと思います。



アイカツ!の新しいシーズンが始まってるぞー!!!絶対見ろー!!!

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将棋電王戦FINAL 第4局 村山慈明七段 vs ponanza を観戦した感想。

今回も簡単にですが、将棋電王戦FINAL 第4局 村山慈明七段 vs ponanza を、
観戦した感想を書きたいと思います。

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先手ponanzaで始まり、初手は☗78金と言う出だし。
初手☗78金は少し損だとは思いますが、何を考えてコレを選んだのか謎ですね・・・

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戦型は結局、相横歩取り。
これは少し意外でした。

相横歩取りはまだ完全にダメになった訳ではありませんが、
ここ数年はほとんどの変化が、先手良しだったと記憶しています。

もちろん村山七段には、何かしらの研究があって相横歩取りにしたのだと思いますが、
僕は少し嫌な予感がしましたね。

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そして☗77歩には驚きました。
解説だった森下九段が言われていましたが、この手は相当見ない手です。

細かい説明は省きますが、さすがにこの手は悪い手ではなくても「良い手」の可能性も
限りなく低いので、後手が作戦勝ちし易い展開になるだろうと思いました。

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☗36飛と激しい順も避けponanzaは、徹底的に持久戦をめざしているんだなぁ・・・と感じました。
持久戦にすれば人間側が一方的に消耗するので、自分が勝ちやすいと考えているのか・・・?

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☖84歩では☖82歩もあったとは思いますが、強襲する順もあるので、
こっちにしたんだろうと思います。

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この☗28歩は本当に手堅いと思います。
そしてこの手堅さが、毎年良い成績を残す秘訣だと感じますね。

勉強になります。

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先手は何手も手損する感じになっていますが、馬を急所に作りこれで五角以上と言う事でしょう。
しかしこのソフトの感覚は、ちょっと人間には真似できないと思います。

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序盤は後手が作戦勝ち気味だったと思いますが、手が進んでみるとそうでもなく、
結局先手だけ馬を作った勘定になっており、先手十分かそれ以上の形になっていると感じました。

とにかく馬が手厚すぎますね。

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後手もどうにかして、馬にプレッシャーを掛けている様子ですが、
玉形が不安定な状態なので、良くするにはかなり大変そうです。

実戦的には、先手が勝ちやすい流れに見えました。

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駒がぶつかってからのponanzaは、完璧な指し回しに見えました。

☖45桂は勝負手に見えましたが、明らかに無理そうな感じで、
後手が相当苦しそうだと思います。

何をするにしても、後手玉が薄すぎます・・・

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先手は馬取りになっていますが、ここで☗84歩と決めに出ました。
この☗84歩が強烈で、ここからは後手に勝ちが無くなっていると感じました。

以下まだ続きましたが何も起こることはなく、先手が勝ちになりました。

一局を振り返ってみると本局も前局と同じくらい、将棋ソフトの圧勝だったと思います。
しかし村山七段には悪手らしい悪手は、特に無いように見えたのですが・・・

ちょっと本局は、ponanzaが強すぎました・・・
正直言ってもうponanzaは、タイトルホルダー並みの強さはあると思います。

これで人間側・ソフト側も2勝2敗で並びました。
第5局の阿久津八段に、期待したいと思います!!!