dr研究会課題局面(対一手損角換わり先手早繰り銀)

ちょっとこれからたまに、友達の「drさん」と言う方の研究会に、
僕はブログで参加することになったので、時々こういう記事を書きます。
完全に身内ネタなのでご了承ください。

と言うことで今回の研究局面は下図。

a_20100703232706.png

一手損角換わりに先手が早繰り銀で対抗したところです。

この局面はよく出そうな局面なんですが、僕は実は「よく出そうでなかなか出にくい局面」だと思っています。
その理由は以下のとおり。

1、後手は飛車先不突きである。
2、銀を繰り出して行っているが、すぐに▲35歩~▲24歩とは出来ない。(王手飛車がある)

と言う理由です。

まず1は結構大きな違いだと思います。

例えばこの形に対して有力な「四間飛車に振る」と言う対策をしたとき、
一手の違いは大きく、そうなれば先手の急戦は成功しにくいと思います。

b_20100703233938.png
こんな感じになったとき、一手の差は大きいと思う。

プロの実戦例でも出ているので難しいんだと思いますが、個人的に飛車先不突き型に対しては、
急戦はそう簡単にいかないと思っています。

ただ急戦と見せかけて持久戦狙いは有力だと思います。


次に2なんですが、すぐに▲35歩~行けないのであればあまり面白くないと思います。
ですので通常は王手飛車を消すために、▲16歩や▲68玉としてから銀を出たほうが得だと思います。

結論としては、
「後手飛車先不突きにはなかなか急戦では良くなりづらい。
 飛車先不突きの場合には▲25歩を決めないで腰掛銀模様で戦う。
 △84歩や微妙な手(△14歩など)を指した時には急戦をする。」

と言う考えで僕は指しています。

一手損角換わりに急戦は早繰り銀か棒銀が多いと思いますが、
僕は今は棒銀の方を選んでいます。

d_20100704152036.png
棒銀

その理由なんですが、

1、△14歩を突いてくれる事が多い。
2、いきなり1筋から仕掛ける権利がある。
3、右玉を誘う。

と言う事で指しています。

1はやはり後手としても、▲15銀と出られる手は嫌なので、かなりの確立で突いてくれます。
そこで先手も▲16歩を突くか突かないか選ぶ権利があります。
このやり取りは先手が得していると思います。

2は△14歩と突いてくれたときに▲16歩とした時の話です。
このいきなりの仕掛けも、若干無理っぽいかも知れませんが、
後手としても怖いところだと思います。

去年の竜王戦本線トーナメントの森内VS羽生戦で出現したと記憶していますが、
単純な仕掛けなんですが、かなり難しそうでした。

3の作戦は、おととしの竜王戦第一局の渡辺VS羽生戦の先手の作戦です。
その時は先手が負けましたが、あの作戦(右玉にさせて、自分はあわよくば穴熊に組む)は
かなりいい作戦だと思います。

あと個人的に右玉はいい作戦だとは思っていないので、それもあります。

まあしかし早繰り銀と棒銀どっちを選ぶかは、好みの問題だと思います。

一手損角換わりに急戦で良くなれば話は早いので、
自分でも研究していきたいと思いますね。



早繰り銀VS一手損角換わりを詳しく知りたければ、↑を読むといいと思います。
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コメント

詳細記事ありがとうございます

非常に分かりやすいです。

局面に対してのガイドライン的な意味でも
良い記事だと思うので、
dr研の前日か前々日くらいに記事があがるように、
調整していくともっと対局への導入がしやすいかもしれません。

勝手なこと言ってますがこれからもよろしくお願いします。

2010/07/06 (Tue) 03:41 | dr #- | URL | 編集
ありがとうございます。

解りやすいといって貰えて良かったです。
これからこんな感じで書いて行きたいと思います。

記事は7日~10日くらい前に指定局面を教えて貰えると、
その研究日の2~3日前後には出来上がると思います。

では出来るだけ前日か前々日に、アップ出きる様にしますね。

参考になるような記事になるように、頑張ります。

2010/07/06 (Tue) 18:58 | 将棋猫 #- | URL | 編集

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