カナリ有力そうに思える、対△ゴキゲン中飛車 糸谷新手

ちょっと前に放送された銀河戦で、「これはかなり実戦的で使えそうだな・・・」と
思った手があります。

その見ていた対局とは、Cブロック第4局 ▲糸谷五段VS△遠山四段戦です。
この二人はどちらも、得意戦法の最新形を指す事が多いので、ちょっと楽しみにしていました。

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予想は当たり、ゴキゲン中飛車の最新形に。
この形は先手が飛車を捕獲する形です。

僕が知っている実戦例・定跡では、ここで▲55歩(下図)として飛車を捕獲し、
後手は飛車銀交換の駒損でも、玉の硬さ・駒の働きで勝負!
と言う感じが多かったと思います。

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本局もその流れになるのかと思いきや、ここで糸谷五段は新手を出します。
糸谷五段はなんと、▲24歩!と指しました。

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これに対しては△同歩しかありませんが、▲35歩△同歩と更に突き捨て、
そこで▲55歩と進みました。

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この2つの突き捨てから▲55歩は、指されてみると普通に見えるんですが、
先手はあまり後手に歩を渡したくないので、ちょっとやり辛いと思います。

後手はゆっくりしていると飛車を助けることが出来なくなるので
この▲55歩を△同飛と取り、以下▲同銀△同角▲24飛△23歩▲54飛△19角成▲68銀△55歩と、
ほぼ一直線に進みました。

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そして次の手がカナリの好手で、ちょっと後手は半分痺れてしまったかもしれません。

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その好手とは▲52歩です。この歩の垂らしが相当受けにくい。
と言うかピッタリとした受け方は無いと思います。

普通は簡単に受かるんですが、先手の持ち駒に飛車がある為、
受けに困っています。

それとこう言う戦いになってしまうと、後手の3筋の金銀の働きが無いので、
辛いと思います。


この一連の糸谷五段の指しては、実戦的でアマチュアでも使いやすいと思います。
まだ変化はあると思うので、興味がある人は研究してみて下さい。

とても面白いと思いますね。






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