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阿久津流ゴキゲン中飛車対策。

この前の朝日杯で阿久津七段が、まだあまり流行していない指し方で
ゴキゲン中飛車を退治していました。

棋譜を見て貰うと大体解ると思いますが、簡単に説明しましょう。

朝日杯将棋オープン戦中継サイト


452452145.jpg

この阿久津七段の指し方は、後手美濃囲い△32金型に有効なようです。

後手の佐藤和俊プロは、あまり話題に挙がる事はないですが、
かなりの研究家として知る人ぞ知るプロ棋士。

振り飛車党の人は、佐藤プロの棋譜は絶対チェックしておいた方がいいと思います。
佐藤プロは、僕が絶対棋譜をチェックするプロ棋士の1人ですね。

その佐藤プロが、どう言う対策をするのかも気になりました。

24185622.jpg

左の銀も繰り出し、▲35歩~▲38飛とごく自然な仕掛け。
とてもスマートだと思います。

54521485.jpg

3筋の歩を切ったら、飛車浮き~▲37桂と全ての駒を活用。
まったく無理な事はしていないように見えます。

3245621452.jpg

そして角は端から活用し、以下快勝だったと思います。
この日は横山プロにも、同じ指し方で勝っていました。

以上の阿久津七段の指し方は、とても有力に見えました。
結構「ヤバイ」とも感じました。

この阿久津七段の指し方には、ちょっと注目したいと思います。
たぶんこれから流行するでしょうね。

そしてこの指し方を勝手に、
「阿久津流対△ゴキゲン中飛車2枚銀戦法」と名付けたいと思います。
(名前がないと解り辛いので)




補足

この僕が稀に感じる「ヤバイ」なんですが、ちょっと意味が通じないかもしれないので、
説明しておきます。

戦法には色々な対策がありますが、「これは有力だな」と感じることはいくらでもあります。
しかし「ヤバイ」は稀にしか感じません。

「ヤバイ」と感じる基準はだいたい以下のとおり。

1、やる側の駒組み・狙いは解り易く簡単だが、
  やられる方は神経を使い、防ぐには最善を尽くさなければ不利になり易い。

2、駒組みに無理&不自然がない。

3、やる側の玉もそこそこ堅い。

4、初見では対応しづらい。


こんな感じでしょうか。
例を出すと、

松尾流4枚穴熊・対ゴキゲン中飛車ストレート穴熊・新山崎流
阿久津流対▲四間飛車△72飛64歩型・・・

などなど、以上は過去に「ヤバイ」と感じた指し方ですね。
阿久津プロは、結構ヤバイを感じさせる指し方が多いです。(阿久津流急戦矢倉などもある)


今回のこの指し方は特に、自然なところが目を引きました。


まず「▲58金右」と堅めている点。

最近の対ゴキゲン中飛車には、▲49金型のまま戦いが始まる事がありますが、
僕は個人的に、これはいい感じを持っていません。

やはり離れ駒があると、何かと流れ弾に当たり易いと思いますから。

次に▲36飛~▲37桂と好形に苦労なく組める点。

そして最後に、後手が先手に対抗するために「金を繰り出さなければいけない」点。
これは相当力が必要で、アマチュアには指せない&指しこなしにくいと思います。


阿久津流対△ゴキゲン中飛車2枚銀戦法には、これからゴキゲン中飛車を苦しめそうな「匂い」がしましたね。

以上補足でした。


追記 対ゴキゲン中飛車についてその後書いた記事が2つあります。
    よかったら参考にしてください。


中飛車対策を考える。(対先手中飛車編)
中飛車対策を考える。(対後手ゴキゲン中飛車編)
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