スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

先手37銀型急戦対後手ゴキゲン中飛車44銀対抗型での有力な居飛車の対策。

勝率は少し落ちたものの、まだ大流行していると言ってもいいゴキゲン中飛車。
その後手ゴキゲン中飛車に対し先手居飛車の対策の大半は「▲37銀型」の指し方です。

ゴキゲン中飛車は側は▲37銀型に対し、最近では「△44銀」と銀を睨み合い状態にし、
持久戦にするというのが主流になっています。

2145628621452.jpg

上図からは色々ありますが、流行は相穴熊になる展開です。
一例として下図。

2415625145214.jpg

お互いガッチリ組み合い、まだまだこれからの将棋です。
先手後手共に互角の局面でしょう。

しかしここ最近、僕の個人的な考えとしては、
「どうも見た目以上に先手に苦労が多いのではないか」と感じていました。


そう感じる一番の理由として「先手は後手玉より薄い」という理由です。
先手は後手よりは動き易いが、玉が薄くてカウンターを喰らいやすい。

▲67金が浮いているので将来的に△58角などを狙われて、迂闊に仕掛けられないと言う展開もあります。


巧く指せば互角以上に指せるとは思うんですけど、やはりそんな気苦労はせずに指したいです。
そこでここしばらく「もっとガンガン攻めて、勝てそうな手はないか・・・」と思い探していました。

それでつい最近、久保九段の実戦集を読んでいて「これは使えそうだ」と言う手を発見ました。



ズバリそれはP210の丸山九段VS久保九段戦で、丸山九段が指した「▲68金寄」と言う手。(下図)

25145621458.jpg

この手は初めて見ました。
自分でもまったく思いつかなかったですね。

この手の意味としては、このまま後手が漫然と駒組みしていれば▲66歩を突かずに
▲79金78金型の穴熊に組むという意味です。

そうなれば先手は▲67金型の穴熊より硬く、思いっきり攻めることができます。
組めれば先手が勝ちやすいでしょう。

実はこの対局では丸山九段は負けてしまうのですが、正しく指せば丸山九段が勝っていたと思います。
そして「久保九段だから勝てた」と言う感じもしました。

それで「これは解りやすく有力な手だ」と思い「またブログに書こう」と思っていた所でした。


話は変わりますがつい先日、菅井五段が後手ゴキゲン中飛車の本を出されました。



菅井五段といえば、振り飛車最先端の研究をしているプロとして有名です。
それでこの本もとても楽しみにしていました。

発売日に購入し、パラパラっと読んで驚きました。

なんと菅井五段が▲37銀型の急戦に対し、△44銀型の将棋を指さない一番の理由として、
あの「▲68金寄」が気になるから指さないと書いてあったのです。(P248参照)

上図と全く同じ局面が載っていましたね。

本にはその後の展開なども細かく書いてありましたが現在のところ、
やはりゴキゲン側が面白くなさそうという結論が書かれていました。

研究家の菅井五段に「これが嫌で指さない」と言い切らせるほど、
この▲68金寄という手は有力みたいです。


僕の個人的な研究では、この▲68金寄という手に対してはやはり従来のように、
後手も穴熊にして戦うしかないんじゃないかな?と思います。

そして下図のように、△54飛と浮いて▲76歩を狙いに行く展開にしてどうか?
と言うか後手が動くとしたら、これくらいしかないでしょう。

62541584158.jpg

とにかく▲79金78金の穴熊に組まれては、後手は相当勝ち辛いと思うので、
ゴキゲン側としてはその前に揺さぶりをかけて行きたいと思います。


この▲68金寄という手は、これからプロの将棋でもよく見れようになる可能性が高いと思います。
これからどうなっていくのか、ちょっと気に留めておきたいですね。

プロで増えればアマでも増えるのは確実なので、
後手ゴキゲン中飛車を指す人は、しっかりと対策をしておいた方がいいでしょう。

そして後手ゴキゲン中飛車を指す人・逆に指される人は、
菅井五段の本は必須の本だと思います。

僕個人的に菅井五段の本は、ゴキゲン中飛車を取り扱った本の中でも
1.2を争う出来の良さだと感じています。

かなりオススメしておきます。



関連記事
スポンサーサイト
将棋ソフトに入っていた謎の戦法。 | Home | データカードダス プリキュアオールスターズを集めとります。

コメント

コメントの投稿


 管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。