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2014年の流行戦型予想(振り飛車編)

つづきの「振り飛車編」です。

振り飛車は今年もやはり「角交換振り飛車」が中心になるでしょう。
特に藤井九段が開発した、角道を閉じないタイプの力戦四間飛車が多いでしょうね。

651458415841.jpg
力戦四間飛車

その中でも注目図が下図。

6548965484856.jpg

今まで上図では△88角成が多かったのですが、
最近では角を交換しない手が少しづつ増えているみたいです。

もちろん従来通りの△88角成も注目にもですね。

そして力戦四間飛車と出だしは同じですが、
「三間飛車振り直し型」(下図)も多くなると思います。

65458418548.jpg

このように力戦四間飛車は、角の交換時期・駒組みの手順・居飛車の飛車先の決め時・・・などなど、
よく解らない事だらけです。

よく解らないと言う事は工夫出来ることも多いので、プロ・アマ問わず大流行するでしょう。


力戦四間飛車の次に多くなりそうなのは、去年と同じく「ゴキゲン中飛車」だと思います。

651596541541.jpg
ゴキゲン中飛車

後手ゴキゲン中飛車は▲37銀型急戦に苦しめられているイメージですが、
去年辺りからはそこまで苦戦している感じは減ってきました。

ゴキゲン側の対策が進み、どの形でも善戦していると思います。
しかし深い研究と多くの知識が必要となっているので、指す人は更に限られるでしょうね。

「振り飛車の中の横歩取り」と言う感じです。

ゴキゲン中飛車は居飛車側&振り飛車側両方ともに、課題局面が限定されているので、
「事前研究が生きやすい」戦法だと思います。

あと居飛車側の最新の対策である超急戦での「都成新手」にどう対抗するかも、
個人的には注目したいです。


力戦四間飛車・ゴキゲン中飛車と続いたら次は「ダイレクト向かい飛車」しかありません。
しかしダイレクト向かい飛車は今年は、あまり増えないと予想します。

255654848.jpg

ダイレクト向かい飛車は有力だと思いますが、やはり超力戦形になりやすく、
居飛車側の全ての対策に対応するのは大変だと思います。

あと超力戦形でも定跡化が進み、下図の▲77銀▲38銀型が手強くなってきました。

6521584185.jpg

この手の意味はここで△22飛であれば、
▲65角~▲43角成~金を馬に当てられた時に金を取って▲75金~△42飛の時に、
角を取って▲46歩が突けるという意味。(下図)

9541854985.jpg

この▲46歩は取れません。(▲55角がある)

▲46歩が取れなければ居飛車側は▲47銀型に組めてしかも一歩得なので、
持久戦になれば居飛車に不満がないでしょう。

ダイレクト向かい飛車ももう「乱戦にして力で勝負!」とするだけでは簡単に勝てなく、
事前の研究が重要な戦法になってしまいました。

と言う事で、書いてきた事を纏めると後手番の振り飛車は、

力戦四間飛車>>>ゴキゲン中飛車>>>>>>ダイレクト向かい飛車

以上の順番で流行すると予想します。

ちなみに先手であれば、力戦形の振り飛車は全て有力だと思います。

以上で振り飛車編は終了です・・・と言いたいところですが、
まだ「角道を止めるタイプの普通の振り飛車」の事を書いてませんでした。

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普通の四間飛車

普通の振り飛車は相変わらずアマチュアでは大人気ですが、
やはりプロ間では相当厳しい状況だと思います。

2013年にもプロ間では数は少ないながらも指されていましたが、
厳しい状況を打破出来るような目新しい手はなく、ごく一部の棋士が指していると言う感じでしたね。

2014年もその状況は続いて普通の振り飛車は、大幅に増えるということはないと予想します。


最後に個人的にちょっと指してみようかな?と思う振り飛車があります。
それは「三間飛車」です。

65458418548_20140109154144078.jpg
普通の三間飛車

今までは「四間飛車」は、工夫すれば戦えるんじゃないかと思っていましたが、
最近は「三間飛車」に変わってきています。

正直「居飛車穴熊」は強敵なんですが、三間飛車にはそこそこメリットもあり、
その中の「対居飛車穴熊対策が多彩」なのが魅力的ですね。

まあ「多彩」なだけで「勝ち易い」訳ではないんですが・・・
パッと思いつくだけで、

1.△43銀△32金型石田流
2.△43銀△52金左型石田流
3.向かい飛車振り直し急戦
4.コーヤン流三間飛車

などなど色々選べます。

あと居飛車側もほとんど一直線に穴熊に囲うので、想定局面にも持って行きやすいのは、
大きなメリットです。

もし自分が普通の振り飛車を指すのであれば、今は三間飛車が一番面白いと思っていますね。


2014年に流行しそうな振り飛車の戦形予想は、こんな感じでしょうか。

プロ間では振り飛車はいつも居飛車に押され気味ですが、振り飛車はアマチュアでは大人気の戦法なので、
どうにか頑張って欲しいですね。


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