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第3回 将棋電王戦 第1局 菅井竜也五段 vs 習甦 を観戦した感想。

ついに今年も楽しみにしていた「将棋電王戦」が開幕しました。
対局者も全員人気棋士で、全ての対局が注目だと思います。

第一局は、菅井竜也五段 vs 習甦 と言う好カードでした。

本局は僕もこの日は家にいて、比較的長い時間見ることが出来たので、
僕の観戦した感想を書きたいと思います。
(ちなみにこの記事は、この対局を観戦したすぐ後に書いています。)

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菅井五段の先手で、先手ゴキゲン中飛車に。
後手の作戦は今ではあまり見ない△63銀型急戦でした。

正直言ってこの後手の作戦は、あまり上手く行く作戦ではないと思います。
と言うのも、先手でこの形を指して上手く行くかどうかなので、
それより更に一手遅れていると、尚更難しいイメージですね。

大勢の人が、僕と同じ考えだと思います。

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進んで△72飛の局面。
これもあまり上手く行くイメージはありません。

先手ゴキゲン中飛車でこう指されたら、少しありがたいと感じますね。

654159658.jpg

進んで図に。
この局面では、先手が少し作戦勝ちだと思いました。

先手は三間飛車に振り直しましたが、通常の三間飛車より相当得をしている感じです。
この局面では菅井五段の、早い勝ちもあるかと思いました。

651495485.jpg

しかしこの▲68角は少し危険だったかもしれません。
ここでは解説されていた鈴木八段推奨の▲88角かと思っていました。

僕の考えですが菅井五段も勿論、▲88角は見えていたと思います。
けれどそれでは△82飛~△72飛の、千日手模様で待たれる手が気になります。

菅井五段は千日手を気にして、少し攻めを呼び込む▲68角を指したのだろうと思いますね。

自陣も硬く少し作戦勝ち模様なので、仕掛けて貰ってカウンターを当てるという
考えだったと推測します。

そしてそれでも、先手が悪くなるとは僕も思いませんでした。

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予想通り後手が動いて図に。
しかし実際この局面になると僕は、先手にピッタリした対応がすぐに見えませんでした。

不利になったとは思いませんが、完璧に対応するのは難しいと思います。

954965965.jpg

進んで図に。
この▲67金の局面も悪いとは思いませんが、金が逆に上がるので少し味が悪かったです。

もうここでは先手が実戦的に、勝ちづらい将棋になっている可能性が高いです。

6519654965.jpg

この△46歩はひと目手筋の歩で、相当対応が難しいと思います。
どうも先手が一手遅れている感じで観戦していて、「おかしいな~・・・」と思っていました。

659654596545965.jpg

数手後の△55銀は手厚い・・・盤上この一手でしょう。
ここでソフトが少し指しやすくになったと感じました。

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そして△42飛も好手だと思います。
この△42飛は人間には、相当見えづらい類いの手だと感じました。

パッと見意味が解りづらいですし、玉飛接近の悪形だからです。
しかしこの手を指されて少し局面を見ていると、この手が好手に見えてきました。

何よりこの手の凄いところは、「相当先まで読み切らないと、この手は指せない」と言う所です。
そうでないとこの手は指せません。

他の手でも優勢そうなのに、このリスクの高そうな手をしっかりと読み、
この手を選択して指したという事には、脅威を感じました。

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後手が更に形勢のリードを拡大した手は、△54銀と指した局面だと思います。
この手は味が良すぎて「この将棋は勝ちました」と思わせるような手です。

僕は後手陣の形を見て、ちょっと勝てる気がしなかったですね。
手厚すぎます・・・森内竜王名人を思い浮かばせるような手だと思います。

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優勢になってからの後手の指し回しは、見事だったと思います。
△52歩などの丁寧で細かい受けが素晴らしかったです。

とても勉強になりました。

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一度良くなってからの後手の指し回しは、本当に「硬い」指し回しです。
1%の逆転も許さない手の連続でしたね。

激しく攻めて優勢になれば、局面を静水のように穏やかにする指し回しは、
北斗の拳のトキのような将棋だと感じました・・・

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終盤の寄せも正確無比で、△35桂で受けはなくなり以下数手で菅井五段は投了されました。
僕は菅井五段はとても好きな棋士で応援していましたが、ちょっと残念な結果になりました。

しかしこの将棋の内容で負かされたのであれば、仕方がないと思います。
後手の習甦は本当に「強い」指し回しだったです。

あまりにも強かったので思わず、「カール君」を思い出してしまいました・・・




習甦は終始先手の手を、正々堂々真正面から受け止める、
とても素晴らしく立派な手を指していました。

これは本当に素晴らしいと思います。
製作者の人を絶賛したいですね。

菅井五段の手も同じように正々堂々していました。
菅井五段も本当に立派でした。

この一局は電王戦における「名局」だったと心から感じます。

以上が僕がこの一局を観戦した感想です。


将棋電王戦はまだこれから続きますが、じっくり見れた将棋はブログに、
観戦記を書いていこうと思っていますね。


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