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将棋電王戦FINAL 第3局 稲葉陽 七段 vs やねうら王 を観戦した感想。

将棋電王戦FINAL 第3局 稲葉陽七段 vs やねうら王 を書きたいと思います。

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稲葉七段の先手で、横歩取り☖33桂戦法に。
この☖33桂戦法は現在では、プロ・アマ問わずあまり見ない戦型だと思います。

☖33桂戦法は個人的には「まだ何かあるんじゃないか?」と思って、
たまに研究したりする形です。

なのでやねうら王が採用しても、特に驚きはしなかったですね。

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☖33桂に対して稲葉七段は、☗36飛と引きました。
僕はコレには「おやっ?」と感じました。

と言うのもこの☗36飛は、比較的古い形だからです。
一番良く指されているのは☗58玉(下図)だと思います。

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先ほど上に「たまに研究する」と書きましたが研究しても、
「これは行ける!」とは中々なりません。

その大きな理由は、この☗58玉が手強く後手が簡単には良くならないからです。
☗58玉に対しての後手の手が難しい。

一番後手に可能性があるのは、☖14歩だと思っているのですが、
☖14歩に対して先手に☗16歩と指されると、いきなり終盤戦になる可能性があります。

更に進めると☗16歩には☖62玉と指しますが、☗15歩~(下図)の仕掛けがあったりします。

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この激しい順は、羽生-森内戦などでも指された事もあり、
結構有名だと思います。

そしてこの仕掛は十分成立しており、基本的に先手が良くなる順が多いでしょう。

僕はこの激しい順に、あまり自信が持てる変化を見つけられなくて、
☖33桂戦法は指さないです。

あともう一つ指さない理由として、もしこの激しい順を先手が指さなくて、
そこそこ持久戦になった時に、下図のような後手の囲いが気に入らないからです。

9846519846513465.jpg

☖33桂戦法では後手は、「金無双の出来損ない」みたいな囲いにすることが多いです。
これが相当気に入らない。

この囲いをケアしながら戦って、勝てる気がしないです・・・
(相振りの金無双でも、気に入らないのに・・・と言うか「金無双」は囲いって言うレベルじゃねぇぞ!

少し余談になりましたが、以上が僕が☖33桂戦法を指さない理由です。

498568489799468.jpg

☗36飛以降は、完全な力戦形になって行ったと思います。
☖44歩~45歩は先手玉の小鬢を狙い、いい感じの駒組みでしたね。

84659846516513.jpg

☗28歩と謝らしたところでは、後手にあまり不満のない展開だと感じました。
こうなるのであれば☖33桂戦法も指してみたくなりますね。

先手としては、あまり面白くない展開だと思います。

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まだまだじっくりとした戦いになると思いましたが、☗27歩といきなり激しくなりました。
この後手の攻めを呼びこむ順は、相当怖いと感じました。

なぜ稲葉七段が、この激しい順を選んだのか解りませんが、
やはりこのまま持久戦になれば、後手がジワジワ良くなっていくので、
仕方がなかったのでしょうか・・・?

しかし結果的にはこれが敗因で、自爆したような形になったと思います。

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少しリードしてからの後手の指し回しは、非常に巧かったと思います。
この角を捌く☖22角も好手でしたね。

845184651324865.jpg

数手後の☖66桂の強烈な一撃を貰ってからは、先手に勝ちはないと思います。
ここからはまだ少し続きましたが、以下後手の勝ちになりました。

一局を振り返ってみると後手の、やねうら王の完勝だったでしょう。

稲葉七段としては何故か本来の力が出せてない、不出来な将棋だったと思います。

これで対戦成績は人間側から見て、2勝1敗になりました。
残る将棋ソフトは別格に強いソフトだと思いますが、人間側が勝って欲しいですね。


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