ここ最近一番注目している、先手角換わりの渡辺流の仕掛け。

最近僕のブログでは、将棋の新刊の話題ばっかり書いています。
そんな記事ばっかりなので見てくれてる人の中には、

「たまには将棋の手について書けよ・・・」みたいな事を思っている人もいると思います。
そういう人のために今回は、僕が今一番注目している手について書きたいと思いますね。


そう言うわけで書いて行きますが題名にも既に書いた通リ、
僕がここ最近大注目している手は、竜王戦挑戦者決定戦などで渡辺棋王が指した、
先手番角換わりの「▲45歩の仕掛け」です。(下参考図)

65489655854.png

この手には近年現れた手の中でも、別格に大注目しています。
大きな理由は2つ。

まず1つ目の理由として現状、先手矢倉が大苦戦しているという理由です。
その中でも下図の手で、▲46銀37桂型が厳しくなったのが大きな理由ですね。

654965585.png

僕は先手矢倉は、ここ一番で指す主力戦法でした。
特に▲46銀37桂型は色々な場面で指し、勝ってきた戦法でしたね。

それが後手の反発で指しづらくなり、他の形を探さなくてはいけない状況になってしまいました。

相矢倉ではまだ自分が思う有力な手は色々とあるのですが、ここ最近ほかの後手急戦矢倉もカナリ手強く、
ガッチリ組み合う前に後手から仕掛けられてしまう展開も多いです。

これでは先手番では全く面白くありません。
もう現状のままでは、先手矢倉は指す気はありませんね。

そういう理由でもう先手では、角換わり党に移行しようと考えました。


2つ目の理由は、角換わりの仕掛けの中でもこの仕掛は「▲25歩型から▲45歩と、自然に攻めている」
という理由です。

ついでに飛車も28の位置で仕掛けています。

これは地味ですが非常に画期的な事で、重大な要素です。

何がどう画期的なのかと言うと例えば、▲25歩型なので序盤にさっさと▲25歩を突いてしまっても、
結局最終的にはスムーズに先手が、先攻できる形になると言うことなどがありますね。

更に詳しく説明すると、序盤にさっさと▲25歩を突いて後手に隙があれば棒銀などを狙い、
後手が隙がない駒組みをすれば、この渡辺流の▲45歩の仕掛けを狙う・・・

などのように、急戦狙い~持久戦・・・と、自然にスイッチ出来るような作戦が指せるようになります。
こうなると作戦の幅が一気に広がり、相手としても咎めるのが非常に難しい。

以上の大きな2つの理由により、この角換わりの渡辺流の仕掛けに大注目しています。
この形は現在進行形なので、これからどうなって行くのかとても気になっていますね。

(ちなみになんですが、この渡辺流の仕掛けは渡辺棋王が初めて指した手ではなく、
結構昔にも何局か指されていたみたいで、公式戦で指されたのは久しぶりだったみたいです。)

実は個人的に注目している戦型&手は今結構あるので、
また時間があったら書きたいと思います。



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コメント

No title

初めまして。私もこの形に大変注目し、盤面検索などでいつもチェックしているのですが、だいぶ前の瀬川永瀬戦を最後に公式戦で指されていません。先手全勝しているのでもっと指されてもいいと思うのですが、水面下で研究され対策でもできてしまったのでしょうかね?公式戦で指されると嬉しいですね。

2015/12/05 (Sat) 22:48 | 角換わり好き #- | URL | 編集
No title

この局面はアマ・プロ問わず、注目されていると思います。

中々指されないのはやはりこの仕掛は優秀で、
後手が避けているんだと思います。

自分でも研究したりしていますが、
後手も最善を尽くせば先手も容易ではないと思うので、
これからどうなって行くのか、見守っていきたいですね。

いきなりタイトル戦などで、出てくる可能性が高いと思ってます。

2015/12/05 (Sat) 22:59 | 将棋猫 #- | URL | 編集

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