ちょっと前から考えていた、3手目の端歩。

ブログ更新を復活させたからではないんですが、少し前から将棋のある局面について、
ボーッと考え始めていたことがあります。

それは先手での「3手目の端歩」です。
(今回の記事は少し文章が多いため、暇な時に読んで下さい)

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考えるキッカケになった理由としては最近、増田康宏 四段がちょくちょく指していると言うのを聞いていて
気にはなっていたのですが、NHK杯でも指しているのを見て「そこまで有力なのか・・・」と思ったからです。

上図の増田四段は▲26歩~▲96歩なんですが、なぜこのタイミングで端歩なのか完璧には解りませんね。

そんなことを色々考えているうちに初手▲26歩~▲96歩が有力なのであれば、
▲26歩~16歩・▲76歩~▲96歩・▲76歩~▲16歩なども同じように有力になる可能性があるのではないかと
思えるようになってきました。

その中で僕が一番有力だと感じたのは▲76歩~▲16歩です。(下図)

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居飛車も振り飛車指せて、全ての戦型を指せるのであれば実戦的に有力だと思います。
その理由を書きます。(基本的に後手の2手目は△34歩を中心に考えて)

とその前に、もう一つ3手目端歩を有力と感じた理由に、アマチュアならではの有力な理由もあります。
それは端歩を突いたの局面は「後手は力戦振り飛車にしづらくなっているのではないか」
と思ったからです。

例えば▲16歩の局面は、△54歩~のゴキゲン中飛車は指しづらいでしょう。(角交換~▲53角があるため)
あと▲42飛~の藤井流の力戦四間飛車は指せますが、先手に相振りの権利があるため、
心理的にも少し指しづらいと思います。

今はアマチュアでは後手番で、ゴキゲン中飛車と藤井流力戦四間飛車を牽制できるのは実戦的に、
有力なのではないかとも考えました。

そして▲16歩に対し後手も▲14歩などと追従してくる手に関しては、基本的には端歩の突き合いは
先手の方に得が多い
と思うので、そこから普通に指して先手に不満はないでしょう。

少し話が逸れましたが、手の解説に移りたいと思います。


まず▲76歩△34歩▲16歩にオーソドックスな△84歩であれば▲56歩と指し、
先手中飛車(下図)を目指すのがいいと思います。

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コレは従来からある指し方ですがこの出だしだと、後手振り飛車が消えてるのでカナリ戦いやすい。
先手中飛車はアマチュアでは最強戦法の一つなので、指せるのであれば指したい。

この出だしにはあともう一つ有力な手段がありそれは、
先手番で後手番の横歩取りを指す」(下図)と言うのもアリだと思います。

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今相居飛車の後手番で最有力なのは、横歩取りの戦型です。

後手番でも有力なのに▲16歩の一手が入っている状態で指していているのだから悪い理由はなく、
更に有力だと思いますね。

あとこの指し方が実戦的な理由に「相手の研究を安全に外しやすい」と言う理由があります。
▲16歩が入っているために結論が逆転している形も結構あるはずです。


次に▲76歩△34歩▲16歩に振り飛車を目指してくる△44歩なんですがコレには、
▲75歩として相振り模様が有力(下図)(▲77角~▲88飛も有力)だと思います。

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角道オープン型の相振り三間は今では最有力の形ですし、積極性もあります。
後手番での指し方を参考にすれば、互角以上に戦えるでしょう。

あと△44歩~の振り飛車模様にはここからでも、▲26歩~居飛車(下図)でも十分対応できると思いますね。

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この場合は▲16歩が一手遅れているように思えますが、対抗系では▲16歩は結構大きく(15角などを防いでいる)
完全に一手遅れているとは言えないと思います。

以上、基本的な後手の4手目について書きましたが、僕が考えた限りでは3手目に16歩を突いても、
先手は十分戦える
と言う結論になりました。

そもそも▲76歩~▲16歩はプロ間でもたまに指されていますし、早指しで完璧に咎められるアマチュア
なんて存在しない
でしょう。

アマチュアでは3手目の端歩は、相手の後手番での用意の手・得意な手を外している意味合いも大きく、
「コイツなにかあるな・・・」とも思わせれますし、心理的な効果もあると思いますね。


少し長くなりましたが、3手目の端歩について自分の考えを書きました。
「おっ面白そうだな」と思った人は指して貰えると良いと思います。

自分自信も、これから指していきたいと思っていますね。




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コメント

飯島流引き角戦法.3手目端歩といい参考になります。これほど読むのが楽しくてタメになるブログは他に無いですね!読者も多いはずなのにコメントが少ないのは不思議に感じます。、

2016/11/23 (Wed) 14:44 | diadora #- | URL | 編集
No title

しばらくブログを更新していなかったので、
その間に考えたことなどを書いています。

まあこのブログは僕のチラシの裏(メモ帳)みたいなものなので、
それを面白く感じてくれるなら嬉しいです。

コメントあるナシは、全く気にしていませんね。

2016/11/23 (Wed) 16:17 | 将棋猫 #- | URL | 編集

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