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第2期叡王戦決勝三番勝負 第2局 佐藤天彦九段 対 千田翔太五段 を観戦した感想。

先ほど「第2期叡王戦決勝三番勝負 第2局 佐藤天彦九段 対 千田翔太五段」が終局したので、
簡単にですが観戦した感想を書きたいと思います。

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佐藤名人の先手で図に。
佐藤名人は序盤から解りやすく、▲25歩を決める矢倉模様の指し方。

今のプロ間では滅多に見ない序盤ですがコレを見たときは、
佐藤名人の「力で相手を負かしてやろう」と言う強い気持ちを感じました。

2148965214585.png

この▲46歩と突いて大昔のような矢倉の序盤戦になりましたね。

少し余談ですがここ最近、昔の棋士の名局集が多く出ているために、
こういう古い序盤の相矢倉戦を並べる機会があります。

自分はそういう古い矢倉戦を並べているときよく、
「まだこの古い形の矢倉は有力なのではないか」と思う時があります。

▲25歩を早く決める指し方も先手の作戦の幅は少し狭くなるかもしれませんが、
飛車先を伸ばす手は悪手になるはずもありませんし、最近は後手の急戦矢倉も多いため、
メリットも同じくらいあると思っています。

これから他の戦型でも飛車先を早く伸ばす指し方が、多くなってくるかもしれませんね。

4789652489628.png

少し進むと▲66銀と屋敷流の急戦矢倉の様な形に。
とにかく佐藤名人は後手の用意している研究を外し、先手番では積極的に指す方針なのかなと思いました。

ここからは難解な局面が最後まで続き、千田五段も巧く対応していたように見えましたが、
少しづつ佐藤名人がポイントを挙げ徐々にリードしていった感じです。

485621456324.png

この▲57角は受けの決め手に見えましたね。
佐藤名人の受け将棋の本領を発揮した一手だと思いました。

以降は佐藤名人の正確な差し回しで、そのまま押し切りました。


全体的な感じとしては前局に引き続いて佐藤名人は、完璧に近い指し回しだったように見えました。

千田五段には悪手らしい悪手はなかったように見えましたが、佐藤名人の細かくポイントを稼ぐ指し回しが、
絶妙だったと思います。

少し悪くなってからも千田五段は、あの手この手の勝負手を放っていたと思いますが、
終始落ち着いて対応され、なんとなく千田五段の力があまり出ていないような印象を受けましたね。


佐藤名人の2連勝によりポナンザとの2番勝負が決定しましたが、
こちらも楽しみです。

正直言って人間側には、体力・精神力的な問題もあり厳しいとは思いますが、
佐藤名人がどのような作戦で戦うのか、とても興味があります。

ポナンザとの対局も観戦した感想などを、書きたいと考えています。



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